2012年6月2日土曜日

グリーン・ホーネット


原題:The Green Hornet
コピー:「俺たちが、悪を刺す!」


みんなのレビュー

好意的な意見
  • アニメチックな演出が良い
  • 悪党が悪党をやっつけるという発想が面白い
  • 単純に楽しく観れる
  • クリストフ・ヴァルツの全然怖くない役作りが面白い
  • ストーリーや脚本がてきとーで頭使わない感じが逆に良いかも
  • てきとーだけどキャストが豪華
  • メカがかっこいい!
  • 発想や演出がユニーク

評価の低い人の意見

  • 悪党が悪党をやっつけるという設定は良いが必然性に欠ける
  • 映像処理に頼っているせいかアクションシーンがものたりない
  • 主人公が魅力的じゃない
  • 悪役が中途半端
  • アクションシーンや爆発シーンは派手だが見応えがない(カメラワークのせい?)
  • つっこみが中途半端でコメディなのかシリアスなのかよくわからない雰囲気
  • 物語は悪くないがこれといった見せ場がない

みんなのレビュー[分析]

  • 主人公の魅力
    • バカで弱いという主人公は斬新で面白い
    • ただの金持ちの放蕩息子でバカ.魅力が無い→感情移入できない
  • アクションシーン
    • カトーの戦闘シーンなどの演出が独特で面白い
    • 独特だがなんだか見応えがない
  • 悪が悪をやっつけるという設定
    • 斬新で惹きつけられる
    • 設定があまり活かしきれていないかも


論 評

 監督が降板したり、予定していた役者が一切そろわなかったりとそもそもである製作の段階のゴタゴタから"公開"していた本作はミュージックビデオで有名なミシェル・ゴンドリー監督の作品である。
 さて論評だが、映画観賞中の僕の脳内を再生する。「うわ~ジェイ・チョウ(助手役の人)の演技って噂には聞いてたけどこんなにひどいんだ。。。うわ~、ひどい。下手過ぎる。(しばしジェイチョウの下手な演技を観賞)。セス・ローゲン(社長役の人)うぜーーー、しゃべりすぎ、キャラが全く共感できないし。ていうかほんとしゃべりすぎ。うわ~,キャメロン・ディアスを起用する理由がさっぱり分からない。むしろなんかもはや一人だけメジャーすぎて浮いてるし。。。。」とまぁ挙げればキリがないので,大体こんなもんである。
 アクションを純粋に楽しもうとすると,キャラの違和感に押されてそれが気になってしょうがないという感じだろうか。こういうと役者をボロカスに言っているようだが,ジェイ・チョウは演技こそ中国でもひどいと叩かれまくっているが,その音楽の才能やカリスマ性についてはとてつもないものを持っているし,ほとんどの映画で悪態つきながらしゃべりまくるというキャラをやっているセス・ローゲンも別の映画ではすごくマッチしていて良かった.じゃあ監督の演出がボロクソなのかというと実はそうでもない.ミシェル・ゴンドリー監督の前作,ジャック・ブラック主演の「僕らのミライへ逆回転」は素晴らしい出来であった.よって結局,本作品について言えることはみんながみんなとにかく相性が悪いということかなと思う.監督と脚本,作風と役者,映画のジャンルと監督,とまぁ挙げればキリがないくらい相性の悪さが目立った.レビューからもちらほろそのなんとも言えない微妙さを敏感に感じられていることが受けてとれる.
 ちなみにこんだけ散々けなしておいてなんだと思うかもしれないが,別に本作品は嫌いではない.微妙は微妙だがそれがなんというか絶妙な微妙さなのである.イライラしそうでしないみたいな.アクションかっこいいって感じちゃいそうになりながら実際は感じないみたいな.そんなもうなんとも言えない微妙さに満ちている映画だと言える.何か映画を観るのに要素として楽しむ要素が欲しいという人には完璧に向かない映画だと思う.ちなみに最後に言っておくが一番タチが悪い本作の特徴として,えっ,B級映画なの?違うの?というところまで微妙な点である.


興味がある人のために

ジェイ・チョウの代表曲



当てはまるジャンル -強い要素の順に

アクション,コメディ,ラブロマンス


この作品に含まれる要素

  • リメイク
  • あたまをつかわない映画
  • 一般人×超人
  • かっちょいいメカ!
  • ヒロインがキャメロンディアス
  • ヒーロー物
  • B級?


イラスト

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